最近読んだ一冊の本に、心を整えるヒントが詰まっていました。
それが、**枡野俊明さんの『禅、シンプルな生活のすすめ』(三笠書房)**です。
この本の中で私が一番心に残ったのは、「今、ここに集中することの大切さ」という禅の考え方でした。
「今ここに集中」という考え方はマインドフルネスでも言われていることなので、新しいことではありません。
未来の不安や過去の後悔にとらわれすぎず、“いま目の前で起こっていること”だけに心を向ける。
それだけで、心のざわざわがすっと静まる感覚があります。
この本で私なりに”今ここに集中”するために取り入れようと思った習慣を今日はご紹介したいと思います。
習慣①食事の時には、食事に集中する
食事は、ただ栄養をとる時間ではありません。誰かと一緒に食べるなら、その時間も大切な「今ここ」のひとときです。
でも気づいたらテレビを見たりスマホをいじりながら、無意識に食べていることってありませんか?
私はこの本を読んでから、「食べること」と「一緒にいる人との会話」に集中するように意識しています。
それだけで、味わいも、会話の温かさも、いつもより心に残る気がします。
スマホで動画を見たり、気になることを調べながら食事をしたいと思う方もいらっしゃるかもしれません。
でも、食事のときくらいはスマホから離れて、料理のおいしさや大切な人との会話をじっくり味わいたいものです。
デジタルデトックスにも繋がりますよね!
習慣②靴を揃える
もう一つ、心に残った習慣が「靴を揃える」ということ。
家に帰ってきたとき、外に出かけるとき、ちゃんと靴を揃える。
それはただの礼儀ではなくて、**「次の一歩を丁寧に踏み出す準備」**になるんだと気づきました。
今まで私は、靴を脱ぎっぱなしにしていたことが多かったけれど、この習慣を取り入れてから少しずつ気持ちが整ってきた気がします。
「次の1歩の準備」は靴を揃えるといった小さなことから始まるんだなと改めて実感しました!
なので読んでからすぐに取り入れた習慣です。
知識と知恵の違い
この本を読んで、もう一つ印象に残ったのが「知識と知恵の違い」という考え方です。
知識は、学校で学んだことや本で得た情報。
一方で、知恵は、そうした知識を自分の生活の中で活かしていく方法です。
いくら知識があっても、それを行動に移さなければ、心は変わりません。
逆に、ほんの小さな一つの知恵が、日常を大きく変えてくれることもあるんだと感じました。
そのためにはインプットだけでなく自分で考えること、アウトプットが大事だなと思いました。
おわりに
大切なのは、”今この瞬間をちゃんと味わう”こと。
そして、どんなに小さなことでも、そこに気づきと実践があれば、それは「整った暮らし」につながるのだと思います。
気づけば過去の嫌なことに囚われたり、起こるかも分からない未来の不安を感じたり
何かとネガティブなことを考えがちな人間の思考
慌ただしい毎日だからこそ、“今、ここ”を丁寧に過ごすこと。
あなたも一つだけ、小さな禅の習慣を始めてみませんか?
ヒラシャンNs
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